【1h女子デビューの部】川崎マリンエンデューロ参戦記①(2018/6/17)

そのほか

こんにちは、しろみです。今回は先日川崎マリンエンデューロに挑戦してきたので、その記録です。今回はだらだら自分語りになります(^ω^)💦

エンデューロとは、周回コースを規定の時間でぐるぐる回り続けて何周できるか?を競うレースです。そうレースなのです!!ロードまる3年乗ってて初レース!!うっひょ~~~

今回出場したのは、

・1時間 女子デビューライドの部(ソロ)

・3時間 男女混合(チーム)

の2つ。今回は1時間女子デビューライドの部の方です。それでは自分語りスタート!!長いぞ!!

1時間の部、現地に7時集合は早い

川崎マリンのコースはこんな感じ。1周ぴったり5kmで、メインストレートがかなり長め、Uターンしなきゃいけないカーブ(ヘアピン)が2か所。

 

エントリーした女子デビューライドの部は参加者たったの二人なので、はじめからその人に勝つ(=優勝)のが目標であった。周回数としては6周、平均30km/hを維持出来れば。

朝6時、3時間チームのメンバーの車に乗せてもらい会場入り。天気はくもり。前日夜まで雨が降っていて心配だった路面もほぼ乾いているようだが、いつもはグラウンドらしい特設の駐車場はぬかるんでいて、自転車のタイヤに小石がべったりくっついてしまった。気温は20度を割り、海風の影響もあって肌寒さを感じる。6月も半ばというのに感じる寒さは春先のようで、裏地つきのウィンドブレーカーを持参して正解であった。

受付で計測タグとゼッケンを受け取る。ゼッケンはチームメンバーに頂いた両面テープで固定し、安全ピンは最低限に留める。なんでもジャージにのりが残らないタイプだそうだ。ジャージにぴったり密着するので、後のレース中にゼッケンが風でバタバタして気になると言うこともなく快適そのもの。

 

エントリーしたのは『デビューライドの部』であったので、試走前に集まって講習会。あっさり5分程で終了。そして試走開始のアナウンスが入り、とりあえず走りだすも、何分はじめてなもので勝手がよくわからず。速度はどれくらい出せばいいんだろう?とりあえず30km/hくらいまで上げたり下げたりして軽く1周。談笑しながら走ってるひともいるけど、わたしぼっちだからなぁ。路面見るくらいしかやるべきことがわからなくて、ずっとうつむき気味で漕いでいたように思う。

この日のタイヤ(Vittoria Rubino Pro Speed G+)は漕ぎ心地軽くグリップ良好で気に入っているのだが、2か月に4回パンクした問題児。なので、路面状況にはかなり気を遣った。パンクして途中終了だけは絶対嫌だ!!……しかし意外と路面は綺麗であった。数年前はパンク祭りであったと聞くが、今年度は川崎市の協力もあって、大きい穴ぼこは開催前に埋めたとのことだった。こういう姿勢は好印象だと思う。

 

試走後にいつもライド中に飲んでるアミノバイタル(顆粒)を飲んで、スタートラインにばたばたと整列。どこかのブログで初心者は落車リスクを下げるため、最初のカーブで外側になるほうのはじっこにいた方がいいと読んだ記憶があるのに、あわあわしてたら狙ったようにど真ん中になってしまった。詰んだー。

じっと精神統一…などできる性分ではないので、スタートまで周りをきょろきょろ。どのバイクも人もガチそうで強そうに見えてきてすくむ。すぐ近くにいた女性のバイクがオーメストグランデのミュウメで、ついじーっと見てしまった。あのフレームかっこいいのよね。実物を見れたのは初めて。

ところで女性はデビューライド2人、一般1人しかエントリーしていないのだが、彼女はそのどちらでもないようだった。男子のほうに女性の名前がいくつかあったのでそのうちの一人だと思う。3人のはずの女性だったが、レース中6人はいたと思う。いやもっとか?

ついに始まったレース

カウントダウンが始まって、号砲と共にスタート。

周りに合わせてペダルを踏みはじめる。人と人との間隔が近い状態で、一斉にわーっと塊が動き出す。ここで上手く波に乗れなかったら集団落車を引き起こしてしまう、こわい!!

とにかく前の人のラインをトレースして、後ろからの圧に飲み込まれないようにするのに必死だった。スタートすぐのカーブをなんとか抜けると、みんなすごい勢いで加速していく。サイコンをふと見たら35㎞/hを超えていた。いやいやいや無理無理無理!!後ろからガンガン抜かされて、このまま置いていかれたらひとりぼっちで1時間走るの!?とテンパる私。なんとか前方についていけそうな集団を発見して飛びつく。なんとしても、どこかの集団に居続けなければ!

右カーブを抜け、メインストレートへ。するとさらに加速して、大きな塊にはあっという間に離されてしまった。確かに追い風気味だけど、速いよ~~~!!いったいどんだけ時速だしてるんだよ~~~!!!(心の叫び)

私のついた集団も40km/hくらい出ていて必死で食らいつく。でも、前の人のぴったり後ろに並ぶと抵抗がふっとなくなって、驚くくらいペダルが軽くなった。これならいける、ついていける!!ほとんど速い選手は前に出てしまったし、メインストレートは2kmくらいあるので、次第に冷静さを取り戻せた。

 

ついている集団は、驚くことに女性が引いていた。見るに相当レースに慣れていて、フォームも綺麗。この人が唯一の女子一般の部の選手だ。その後ろに小柄な男性選手、そして私は3番目。他の女性はこの集団より後ろにいるようなので、ここをキープ出来ればデビューライドの部では1位になれるだろうと確信した。

長く楽しいストレートが終わったら右カーブ、からのヘアピン(180度Uターン)。40km/h近くあったスピードを一気に15km/h位まで落として慎重に回る。路面が乾いてて良かった。そしてそこから一気に加速してメインストレートに戻るのだが、これが向かい風できつい!私はダンシングが出来ないので、必死の立ちこぎ。(体力使うし加速遅い)前の2人が軽々加速していくのにどうしても遅れをとってしまうが、なんとか追いつく。そのまま女性を先頭にしたまま、向かい風のメインストレートを突破。スタート地点手前のヘアピン後の加速で再び遅れるも、なんとか前にしがみついて1周目が終わった。

2周目から5周目までは好調であった。ヘアピンで減速してからの急加速(インターバルと言うらしい)で体力を消耗するが、追い風のメインストレートであまり踏む必要が無いので足を休め、心拍を落ち着かせることが出来る。これはホイールのおかげ。非常に回りが良く、一度速度に乗せてしまえば維持は楽なのだ。クリスキングのハブは見かけは美しくお上品だけど実は内面はオラオラ系で、速度キープしようとすると「まだまだ速度あげてやるからもっと踏まんかい!!!」と訴えかけてくるけど、無視( ^ω^ )

ヘアピン後の復路向かい風区間は女性と小柄男子(表彰式で気づいたが、この男子はジュニアの部1位の選手だった)の2人がローテーションを回す。私も加わったほうが良いのだとは思うけど、前で牽けるほどは脚がない。なにせ、向かい風なのに35km/hも出ているのだから!!

私の後ろにいた選手何人かはいつの間にかいなくなっていて、最終的には3人のトレインとなっていた。

 

苦しい後半~ゴールはまさかの結末

6周目、反り腰持ちの私は腰痛が本格的に主張を始め、これまでに10回繰り返したインターバルで脚に疲労が溜まり、つらい展開に。

往路のメインストレート直前で後ろから4人の選手が来た。ずっと先頭で牽いていた女性はこの4人のトレインに乗ることにしたようで、一気に7人。倍以上の集団になった。この4人がなかなか曲者たちであり、速度がそれぞれ一定しておらず頻繁に立ち位置が変わるので、ライン取りが難しい。遅いので抜いた選手が少し経つと先頭までかっ飛んでいく。まともに後ろにつける位置がなく、抵抗をもろに食らう。追い風区間でうまく脚を休められずにヘアピンが迫る。大丈夫かな…嫌な予感がした。

 

そしてヘアピンを抜け180度向きを変えた私が見たものは、轟音を立てながら迫る人間と自転車の塊だった。先頭集団が来た!!1時間の間に、いや、まだ50分も経ってないのに、1周(=5km)多く走ってきたということだ。私もAv35km/hで走っているというのに!

復路のメインストレートに入ってすぐに、私たちのトレインは先頭集団に飲み込まれた。

 

飲み込まれたといっても、まるで高速道路の追越車線のように、綺麗に走るラインを分けて右から追い越していったので危険を感じることはほとんどなかった。問題はそこからで、このトレインの流れを利用して私たちのトレインも加速し始めたのだ。まだそんなに体力残ってるの!?向かい風の中なのに!結局女性選手含む3~4人は先頭集団についていったが、私やジュニア男子はついていけなかった。ジュニア男子はかなり疲弊していて(先頭牽いてくれていた期間もあるし)ちぎれた瞬間急減速したので私が前に出て牽こうとするも、ついてこれないようであった。

単独での走行は集団とは段違いにつらかった。風はもろに受けるし、一人で心細いし、ここまで必死で前の人を追いかけていたから気づかなかったけど、倉庫街の中なので景色は無機的で、人もいなくて、孤独感がすごかった。集団を求めて誰かに追いつけたとしても追いつけるということは私よりゆっくりしたペースの人だし、抜かされる時は速い人なのでついていけない。苦しみながらも6周目を終えた。時間的に、あと1周でおしまいだ。

 

初めて単独で迎えた7周目は正直あまり記憶がなくて、往路はあー、前走ってるこの人さっきのトレインにいたなーとか、あー、この人のジャージいいデザインだなーとか考えつつ追い風利用してあまり踏まずに35km/h出るか出ないかくらい。いままで集団でぬくぬくと走れていた幸運をかみしめるには十分な時間があった。復路になってもうすぐ終わるんだ、と実感して一瞬気合が入るも、向かい風ですぐにめげる。

そうしているうちにサイコンの時計が8:30になった。レースの終わりの時間だ。

 

半分くらいメインストレートを終えたところで追いついた赤いGIANT乗ってる選手とゆるーく抜きあいしつつ(お互い疲弊しているので競り合いではない)カーブを曲がり、ついにゴール地点の計測ゲートが見えてきた。近くなると実況のアナウンスが聞こえるのだが、どうやら終了のカウントダウンをしている!!?えっ時間過ぎてるんじゃなかったの???私の時計ちょっと早かったの!!!??

そこから踏んでももちろん間に合わず、田所先輩やアブみたいな白熱のゴールスプリントともならず、あーーーーーーーーーーってなりながらゴールいたしましたとさ。なんやねん。

ぼっちゴールの瞬間(‘ω’)

というわけで記録は7周、1時間と13秒。図らずもかなり最初のほうのゴールになってしまった……

表彰台に乗ったよー!!(ぼっち)

最後はなんだかなぁな終わり方であったものの、女性デビューライドの部では1番だったので、表彰対象に( ^ω^ )※参加者2人

じゃーん!!お父さんお母さん、あの体育の成績が一番悪かった私が表彰台の真ん中に乗るなんて出来事が起きちゃいましたよーーー!!!!!!!!!

1人だけなのでわいわいとか出来ず、がやがやしてた男子枠の時とちがってかなーり寂しい感じでした。男子枠で出ていた女性の方々がこちらの枠でエントリーしてくださっていれば、3人表彰だったと思うんだけどなぁ。

でも本当に嬉しかったです!!表彰台の上からの景色は全く覚えていない……。もう二度と乗れないかもしれないのになぁ。

ソロ走ってみて、初心者なりの感想

カテゴリ優勝とともに周回数も目標6周を達成し、7周できたのは大変嬉しかった!ただ最後の周をあと13秒早く回れていたら8周目に入れていたと思うと、ちょっと悔しい。時間制レースに必要なのは時間が正確な時計(真顔)

一番大切なのは、どこかの集団についていくこと。普段のライド以上にトレインのありがたみが凄く、同じ力で踏んでいるつもりでも集団か単独かで巡航速度が5km/hは違うことも!集団にいられればスピードを維持しつつ足を休ませることができるけど、単独では踏まないとスピードを維持できなくて疲労がたまるばかりになってしまう。そして、単独で何周もするのはすごく孤独感がある。結構、コースって広いから……集団にいれるかどうかでメンタル的にも大きな差がつく。わたしはインターバルが苦手なので(むしろ初めてインターバルて単語を知りました)結局途中で力尽きたからちょっと悔しい。ダンシングできるようになりたいから、今度練習しないとね。

 

レースというと集団落車とかの恐怖じみた話をよく聞くし、わたしもそれを相当恐れていた。もし落車して大怪我したら?愛車のコロちゃんが廃車にでもなったら発狂する!!

でも実際に走ってみて感じたのは、集団落車が起きるような大集団に残れないわたしには無縁の世界だった\(^o^)/www大集団から置いていかれるとそこからぼっち走スタートだし、コースが長いのでわりと密度も薄い(さみしくなるくらい)。スタートしてすぐだけはかなり気を遣うけど、並ぶのをギリギリにして最後尾になればそれも問題ない。男性並みの剛脚をもつ女性なら話は別だけど、わたしは問題なっしんぐでした。

落車に恐怖を感じていてレースを躊躇する思う女性は(もちろん男性も)結構多いんじゃないかと思うんだけど、意外と危険な場面は少なかったなというのが感想。もちろん、後方確認は必須だし、ヘアピンカーブはこんなに!?ってくらい減速しないとダメだけど!!ただ、1時間エンデューロは初心者が多かったということもあるので、本格的な2時間、3時間の部ではまた違うのかもしれない。

飽き性のわたしには1時間で本当にちょうどよかった。ソロで2時間、3時間と走り続けるには脚力以前に超強靭なメンタルがないと無理。途中の何周かは無の境地なんじゃないのかなぁ。

ここまではソロで走った感想で、チームのほうもあるので、総括はまた次回に。

チームはソロとは全く違うよ!!!!!!!!!!!!

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