本番レポです。
実測(当日のStravaのセグメント記録)のタイムとブロンズ獲得標準タイム(目標タイム)をチェックポイントになる○合目看板ごとに記載しています。
本番前につらつら書いてるので目次からワープどうぞ
Contents(*'ω'*)
これまでのお話
初回
前回
現状まとめ
- 初めての富士ヒルどころか初めてのヒルクライム大会!!
- スバルラインの自己ベストは92分52秒
- ヤビツ(名古木スタート)の自己ベストは45分39秒
- 自転車に乗る頻度は週1くらい、ちゃんと「トレーニング」するのは初めて
前日 6/5(土)
夕食はジョリーパスタの麵大盛り、気休めの野菜ジュース鉄分プラス。
いつもやってる股関節柔軟ヨガとにっしーさんの5分体幹トレーニングやって24時就寝。
当日 6/6(日)
服装
- 上:Rapha プロチームトレーニングジャージ
- 下:ASSOS サマーハーフタイツ
- 靴下:R×Lのソックス(前日ブースで買った特売品)
- グローブ:パールイズミ アンバウンドグローブ
- アクセサリー:キャップ、サングラス、アームカバー、膝サポーター
- 携行品:財布、スマホ
走行中は暑さも寒さも感じない程よい気温でした。
ボトルに入れるBCAA忘れたので適当にジェル半分くらい混ぜました。水飲んだのは本番中2~3回くらい?
起床、朝食、出発
起床は5時。ベッドから落ちたwww
しかも一番のウィークポイントである左ひざを強打。幸いその後起因する痛みはなかった……
そのあと二度寝して6時に起床。
朝食は
- ごはんお茶碗に多め
- 鶏つくね串4本
- こんがりパンじゃがバターポタージ味
- ホットコーヒー、緑茶
出かけ前に袖ヶ浦チャレンジ参加賞のようわからんジェル飲んで出発。
アップは宿からスタート地点までの3.6㎞の登りで。
結構斜度きついのもあり、心拍も175くらいまで上げた。ほんとは180くらいまで上げようとしたのだけど、心肺より脚を消費しそうなので止めた。脚は軽かった。
会場に着いて検温ゲートを抜けたら、もう第7ウェーブのカウントダウンが始まるところだった。
第7ウェーブのななもさんを探したが見当たらない。
いつもお守りにしていたアミノバイタル顆粒を忘れたので前日にブースで配ってたピクノレーサー顆粒を流し込んで、単身でスタート。
なお、アミノバイタルのほうが断然おいしい。
計測開始地点まではゆるゆると自分のペースで漕ぐ。
地味に最初が一番斜度きついんじゃないか…
計測開始~料金所
実測タイム:2分24秒 目標タイム:3分00秒(-0分36秒)
事前に聞いていた通り、計測開始ゲートを越えた途端周りが加速していくので、どんどん抜かれる!
でもじっと我慢。マイぺースを強く意識して回す。
料金所手前の広場で斜度が緩むのでそこで3段ギアを上げて一気に加速!!集団から抜けて、先行する集団に追いついた。
予定より早めに料金所通過できたのでいい感じ。期待が持てる。気分も上向いた。
1合目通過まで
実測タイム:23分31秒 目標タイム:22分18秒(+1分13秒)
料金所のすぐ先の坂でググっと斜度が上がるので、すぐさまギアを落とす。
序盤ということもあって周りの方はグングン踏めてて追い抜くのと同じくらい抜かれる。
自分のペースを失わないようにと強く意識してかつ、流れに乗れるように。
心拍は170から下がらなかった。後から思い返すと多少掛かってた。
一合目下駐車場を通過して右カーブの先で斜度が緩む。
ちょうど、いいペースの方々に抜かれたので意を決して後ろに続く。
飛ぶように進む。サイコンは時速26kmと表示していた。わたしこんな速度で登れたんだ。
1合目看板横で1分ちょいの遅れ。1分半くらいなら後半挽回できるってどこかで見た。いける、いける!!
2合目通過まで
実測タイム:35分33秒 目標タイム:35分10秒(+0分23秒)
緩斜面の多いこの区間、ここでタイムを稼ぐ!乗れる波には全部乗るくらいの気持ちでついていった。
出来れば斜度が緩むあたりは誰かと走りたかったけど、周りより回せると感じたら臆せずに飛び出した。
攻め気味だったこともあり心拍は170近くで推移。でも2合目看板横で借金はほぼ返済できた。
(ストラバ上では上記の通りビハインドだが、実走中は10秒ほど先行していたと記憶している)
3合目通過まで
実測タイム:49分46秒 目標タイム:50分16秒(-0分30秒)
緩斜面が多いがところどころで8%ほどの坂がやってくる区間。
引き続き緩斜面では飛ばし、斜度のきついところは無理しないで速度を落とす。
周りの方はだんだん似たペースの方に固定されてきたが、緩斜面になる度に追い抜き、斜度がきつくなるたびに抜かれた……笑
途中で中学1年生?くらいの男の子がかっとんでいって感心。めちゃくちゃ速かったなあ
途中で追い抜かれた方がコラテック乗りで、コラテックユーザーとしてテンションアップ、ペースも頑張ればついていけるくらいなのでしばらく着いていかせて頂いた。
心拍は165くらいで、脚はまだある、3合目看板横でついに目標タイムに先行。
いける、いける!!
4合目通過まで
実測タイム:69分38秒 目標タイム:67分53秒(+1分45秒)
この区間が一番の鬼門だった。
まず、左膝痛を発症。無理に踏んだ覚えはないのに。気温が低めなせいか?天候による気圧のせいか?
痛みが脳にブレーキをかける。まだ10km以上あることを気にしてペースが落ちてしまう。
そして猛烈な向かい風!
単独で飛び出すと猛烈に消耗するのでグループに残り温存を図るも、皆苦しいのでペースが上がらない。
集団下山グループが次々下りてくる勢いで空気の流れがさらに向かい風になってるんじゃないかとか変なこと考えた。
斜度6%くらいなのに時速14kmを割ることも。標高のせいで心拍が上がらなくなってきた。
経過タイムばかりが過ぎていく。
ガタイの良い方が飛び出したので、私も追いかけた。後ろに何人か付いてきていた。
60分が経過した。あと30分しかない。平坦区間もあるから正味30分も登らない。
もう温存していられる時間はない!!
何度か抜いたり抜かれたりしながら前を向いて、膝痛誤魔化しながら向かい風の中必死に回してようやく大沢駐車場のヘアピン。
くるっと回った途端、向かい風は消えた。そして駐車場のスタッフさんたちが「頑張れ!!」と声援を送ってくれた。
一気にスイッチが入った。ギアを2段上げても脚は回った。勢いよく進む。周りの方も半分くらいの方が同時に加速した。
間もなく4合目看板を通過、2分近い遅れ。69分。あと20分しかない!!
一瞬ダメだと思いかけた思考を速攻でぶん投げた。
ここまで来て諦められるか、平坦区間まで回しきればきっと間に合う!!いける!
4合目からゴールまで
実測タイム:88分07秒 目標タイム:90分00秒(-1分53秒)
脚の勢いを止めたら負けだ。
変な気を起こさないように、サイコン見るのをやめた。
同じくらいのペースの方が1名居て「この人には絶対負けねえ」と思いながらペダルを回す。
おかげさまで猛烈に集中できた。
パラパラ降ってくる雨がなんともうざったい。ブルべで雨は慣れている、スルーだスルー
山岳スプリット区間に入ると斜度が上がるが、時速15kmは何としても割らないようにした。
20km地点を通過すると斜度が緩やかになるので、奥庭駐車場までで力尽きる覚悟で先を急ぐ。
先ほどの絶対負けねえ人をついに追い抜いた。
奥庭駐車場のきつい坂で人が溜まっていたのを渾身のダンシングして右から捲る。
膝超痛い、心臓超つらい。
わたしのさらに右から目が覚める様な綺麗な青いフレームに乗った方に捲られた。平坦でも速そうだ。
必死で追いかけた。
駐車場を過ぎた、斜度が緩んだ。フロントをアウターに入れる。
ちらりとサイコンを見た。あと7分だった。
青フレームの方は読み通りなめらかに加速した。ちょっと申し訳ないが、全力で追わせて頂く!!
わたしの後ろにも誰か付いていたようだったけど振り向く余裕はなかった。
下ハン持って必死でついていった。時速36km程出ていた。
早く終わってくれ!!
こんなにスノーシェッドは多かったか?
こんなに迂回箇所まで長かったか?
こんなに平坦区間は長かったか?
試走ではすぐ終わるイメージだった平坦区間が途方もなく長く感じた。
途中で下山の方に応援された気がするけどわからなかった。
前だけを見て、回して回してようやく迂回箇所に着いた。
下ハンからブラケットに持ち直して、少し視界が開けた。
勢いそのままに最後のスノーシェッドに突っ込む。
サイコンを見た。
1時間25分台だった。
やった!!!間に合った!!!!!!
ラストの直登はスパートかけたかったのに力入らなくて、しがみつくようにみっともなく登った。
それでも過去一番速かったから本番の力ってすごい。
FINISHゲートを抜けて「ピッ」と電子音が聞こえて、わたしの富士ヒルは終わった。
ゲート傍になんと第5ウェーブでスタートしていたままさんとマッティさんが待っていてくれた。トレーニングや試走を3か月ご一緒してきたふたり。ふらふらだったけど、達成を伝えたくて拳を突き上げた。
サイコン読み88分台。ブロンズ獲得だ!!
もうそのあとの感情は自分でもよくわからなかった。
目標達成して嬉しいんだけど、なんだか信じられないし、あっという間すぎて夢のように実感がなかった。
涙も出ないし、喜び爆発というよりはぽやぽやしていた。
でも撮ってもらった写真見たら、表情はめちゃくちゃすっきりしてた。
もう1回だけ続きます!!
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