【デビュー戦からずぶ濡れ】BRM623ぐるっと富士山400(2018/06/23)その1

ブルベ走行録

こんにちは、しろみです。

しろみ初ブルベとなった2018年6月23日~24日開催の「ぐるっと富士山400㎞」の日記です。距離は表記のとおり400㎞、制限時間は27時間。

結果から申し上げると、26時間43分で完走の認定をいただきました。当時の殴り書きをもとに書いてますが……よくぞ走ったものだなぁと……。お会いしたすべての方に感謝。

この日は気温は高すぎずちょうどいいものの、降水確率が高く、早ければ昼過ぎから雨が降りだす予報でした。結果として降られに降られたのですが……/(^o^)\

本当に日記だから、だらだら気持ちを綴っているだけです( ^ω^ )
装備品・ウェアなどは走行日記後半のあと、個別でまとめます。
さあ、ろくに長距離走ったことない女(最長記録147㎞、100㎞超えたらロングという認識)が突然400㎞という距離に挑んだらどうなるのかの、結果をどうぞ……

スタート地点~PC1

集合場所は川崎市の等々力公園。スタートがAM6時&どんなに遅くても30分前には受付を終わらせているようにとアドバイス頂いたので、4時半ごろ出発、トランポで近隣駐車場に駐車して、5時15分くらいに受付に到着。母には「27時間ぶっ通しで自転車で400㎞走ってくるね☆」なんて反対されるのが目に見えて分かること口が裂けても言えませんでしたので、「山梨方面に2日間でライドしてくるね」とぼかしにぼかしを重ねた表現で伝えてました。( ^ω^ )

公園近くは数多くのコインパーキングがありますが、値段設定がかなりバラバラなのでしっかり確認したほうが良いです。平日は安いけど休日だと超高額だったりするところもあったので……トラップや……(危うくそこに駐車するところだった)

初、ブルベカード!うっひょ~~~↑↑

雨で濡れないように持ってきたジップロックに入れ、フロントバッグにそそくさと収納。意外と大きかったです(R東京さんのカードは大きめらしい)

今回ご一緒するのみおんさん、ヘロヘロもへじさんにご挨拶。ご一緒と書きましたが、実はわたしが勘違いして巻き込んだだけで、本来ヘロヘロもへじさんは別行動で、夜だけ見守っていただく予定だったとか……!?ご迷惑をおかけして申し訳ありません/(^o^)\

 

 

6時過ぎにスタート。しばらくは市街地を進みます。途中までは平坦なんですが、これから奥多摩行くってのに、峠登るってのに、連光寺坂をぶつけてくるコース設定に呪詛を吐く。登らなくても奥多摩方向に行ける道は!他に!あるでしょ~!!!

百草園駅前の信号を右折してから多摩川渡るまでは細かい道をくねくね。信号も車も皆無だけど、ひとりだったら絶対迷子であった。畑に突っ込む気が!!!?みたいな道あったし……(^ω^)

多摩川を渡ったら、景色が市街地から一気に森のなかに変わり、ゆるゆると登っていきます。川を渡って青梅線沿いの道に合流すると63㎞地点PC1・セブンイレブン奥多摩古里店に到着。

9:19到着、貯金53分。PCはクローズ時間が設定されていて、その時間までにたどり着かないとタイムオーバー(リタイア)になります。貯金はそれより何分早いのか?ということ。

早速補給タイムですが、補給って言ってもどれくらい食べればいいんだ?時間はどれくらい?5分も使えない?と焦り、ゼリーとおにぎりだけ購入。そそくさと自転車まで戻ると、カレー等がっつり食べているヘロヘロもへじさん&のみおんさんの姿が。

 

エエー!!

ソンナニタベチャッテイインデスカーーー!!!!???

 

わたしも追加でフランクフルトを買ってもぐもぐ。やっぱり肉やで。

しかし、ここでの補給不足があとに響くことになるのです……

 

PC1を出て、柳沢峠へ

PC1をスタートして少し進み、奥多摩駅を通過。奥多摩駅から奥多摩湖まではトンネル多めの登りが続き、あまり得意じゃない道。この後は長くて長い柳沢峠が待ち受けているので、あまりここで時間を使うわけにもいかず、ふんばります。時間制限あるってつらい!よいしょーー!!

奥多摩湖についたときには大分疲れてましたが、奥多摩湖の眺めとしばらくの平坦で脚と心が休まり、ライフ回復(((o(*゚▽゚*)o)))

よくブログやTwitterに上がっている有名な赤い橋を渡ってすこしすると、奥多摩湖とはお別れ。丹波山村へ向かう山あいの道が始まります。道路の幅もやや狭まり、アップダウンもあって(ほぼアップだけど(# ゚Д゚))きついですが雰囲気自体は結構好み。丹波山村に入ったところで県境をまたいで山梨県入り。てっきり柳沢峠が県境だと思ってました。

登り坂でひいひいはあはあしながら91.6㎞地点道の駅たばやまに到着。

もう帰りたい。自走で奥多摩湖来る日が到来するとは思ってなかったよ!!

ヘロヘロさんはここで小休憩を取るとのことですが、私とのみおんさんは通過。のみおんさんが先行し、わたしは補給のブラックサンダーを食べてから、柳沢峠を登り始めます。

 

初挑戦の柳沢峠。緩いけど長いという話をよく聞きますが、きついところで斜度8%くらいかな♪と言われてどこがゆるいねんっって思いました。普通にえぐい。ちなみに平均斜度は5%くらいらしい。

実際に走ってみると、前半の斜度は確かに緩くて、時々下りも挟んで楽しく登れる!ほぼ最後尾を走っていたので、楽しく登っている途中で他の参加者さんに追いつき挨拶したり出来るなど余裕がありました。

そう、前半までは。

途中から景色が全く変わり映えせず、延々と木々の中を登り続け、段々飽きが……。しかも初めのころと違って、平地や下りは無く延々と登り続けなくてはならないしんどい展開に。全長20㎞近くもある峠なので本当に長い。

ひとりで登っているので話し相手もおらず途中で本当に登るのに飽きて、足ついてボトルの水飲んで、山の中ひとりで
あーー!!とか
しんどーーーーー!!!とかぼそぼそ言ってた(不審者)

 

もう帰りたい(2回目)

 

そして持病(痛?)の腰痛が段々酷くなり、途中から激痛で泣きそうに(´・ω・`)痛すぎてゆっくり登っている場合じゃない、景色楽しむ余裕なんかどこにもない!!(もともと途中から景色変わらなかったけど)しかもついに雨がぱらぱら降り始めたので、レインウェアを着込む人もちらほら見かけるように。最悪のコンディションだ……

まだ小雨だったし、降ったり止んだりといったところだったので、わたしはウェアを着ずに進みました。登りつづけて暑いし。

すいすい登ってきたヘロヘロもへじさんにパスされてから1kmほどで、有名なわらび餅屋さん(はまやらわ)に到着。ここから頂上までは曰く1~2km、あとちょっと、とのことなので、皆様わらび餅食べて休憩がセオリーのよう。

ヘロヘロもへじさんはここでのみおんさんを待つとのことですが、わたしは正直腰痛が辛すぎてまったく心が休まらないため、湧き水をボトルに補給だけさせてもらい、軽くストレッチしてから頂上へ漕ぎだします。

柳沢峠の登りで一番楽しみにしていたのがここのこの橋!ツイートしてた人の写真が素敵だったんでループ橋だと思ってたんですが単にカーブしてる橋だった( ^ω^ )この橋を抜けて程なくして、山頂に到達!!

……わらび餅屋さんから2km以上あった(憤怒)全然ちょっとじゃない。

ここで約108㎞地点。先がなげえ……4分の1しか終わってないけど、もう脳内でエンディングテーマが流れ始めました。

 

山頂到着時点では雨がぱらぱらしていたので、ささっとフォトポイントで写真撮って。かなり空腹を感じたのと、後続ののみおんさんたちが来るまで時間がありそうだったので、茶屋でおそばを頂いて待つことにしました。

茶屋に入るとひとりのランドヌールさんがそろそろ出発しようかというところでした。この方がしうば完勝さんで、ちらっとお話ができて嬉しかったです♪

 

温かいおそばを注文したら、運ばれてくるまで仰向けになり、沈没(靴を脱いで上がる座敷の席があった)。もう腰が痛すぎて痛すぎて。伸ばせるだけ伸ばす……!雨で少し冷えた身に、温かいそばが染みました。

食べ終えたころ、のみおんさん達も到着。ゆっくりではありますがまだまだ元気なのみおんさんが逞しいです。わたしは痛いわ疲れたわでわりとバテバテ。

そしてここでヘロヘロさんのお知り合い(というかランドヌ東京のスタッフさんでした)のこしさんとお会いします。なんと変速ができなくなったとのこと……柳沢峠はなんとか登ったもののDi2(電動変速機)ということもありここでDNF連絡をされるとのこと。残念(>_<)

どちらにせよダウンヒルして塩山市街に降りないといけないので、こしさんもご一緒することになり4人でダウンヒル開始です。

柳沢峠を下って、不調に襲われる……(CP1まで)

山梨側に下り始めてびっくり、なんだこりゃ楽しい!路面が綺麗で広くてカーブが緩やかで最高です。雨もこの時点では降っておらず路面は幸運にもドライ。

これが15kmほど続く……こりゃ極上だわ(でもこのために柳沢峠登るかと言うと長すぎるのでNO)

しばらく気持ちよくダウンヒルして、あっという間に市街地に。そして市街地に入ったとたん、大粒の雨が降りだす……/(^o^)\あわててレインウェアを上下着込みます。そしてこしさんの変速が完全ではないものの復活!DNFせず続行されることに。

そのまま4人トレインで塩山市街を抜け、結構な雨量のなかの笛吹川沿いを進むのですが、どうにも力が入りません。身体が疲れた?メンタルが疲れた?向かい風が吹きつけてくるのもありますがスピードを維持できなくて、前のヘロヘロさん、のみおんさんがどんどん離れていきます。焦るわたし。でも焦って踏んでも踏んでもスピードは出なくて疲れていくばかり。

ここで置いて行かれたらもう続行は出来ないな……

……いや。

ここまで頑張ったから、もう終わりでいいんじゃないか。柳沢峠登ったし。

脚に力は入らず、頭はくらくらするし、豪雨で顔はぐしゃぐしゃで、ついでに登りで痛めた腰痛は全く改善せず痛みっぱなし。心が折れる音がしました。

 

もう帰りたい(3回目)

自走で勝沼も石和も抜けてこんなところにたどり着く日が来ると思ってなかったよ。

 

後ろについててくださったこしさんに、DNFするから先に行ってもらうようお願いします。ところが、「ハンガーノックだと思うから、次通ったコンビニで休憩しよう。次の通過チェックまでとりあえず行ってみてからやめるかどうか考えよう」と有り難い言葉をかけていただき……泣きそうになりながら150㎞すぎ地点のローソン山梨豊富店にピットイン。

おにぎりを食べ、持参のアミノバイタル(顆粒)を流し込みます。のみおんさんから粉飴?ブドウ糖?のキューブをもらい、鉄分錠剤を分けていただいてしまいました。

次の通過チェックまではあと20㎞弱。「そこまでは頑張ろう!」声をかけていただき10分ほどして、再出発。相変わらず速度はそこまで出ませんが、アミノバイタルか鉄分か、どれかが段々と効いてきたようで徐々に復調。そしてなんとか168㎞地点の通過チェック、セブンイレブン山梨六郷町店に到着。なんて嬉しかったことか!

レシートの時刻は16:07、貯金は55分。柳沢峠クライムや前述のバテバテタイムがあったわりには、信号少なかったこともあり想像よりも貯金がありました。でもほぼしんがり隊。

路面はずぶずぶ。相変わらず雨量は多いです。イートインが無く軒下で雨をしのぎながら補給。おにぎりとプリンを食べた記憶。ブルベ走ってる人はプリン食べてるイメージ。

身体も結構冷えていたのと疲労から眠気が来ていたので、ホットコーヒーも飲みます。食欲はある。腰痛が本当にしんどくて辛いのですが、足はやや復活したので続行してみることを決断。

といいつつもう帰りたい(4回目)

豪雨!恐怖!身延線沿いの細い道を突き進んだらやばい顔になった

ここからは身延線および富士川沿いに、静岡県の富士宮市まで南下します。国道ではなく細い道を縫って進むんですが……自力では間違いなく一生気づかないルート。ほとんど車の通行なく、信号もなく、快適に進めます。雨さえ降っていなければね……相変わらずのどしゃぶりだったので、路面が悪く神経を使います。雨のしぶきを顔に浴びすぎて常時洗顔状態です。全く嬉しくない。全く楽しくない。

さらに途中で激坂登場。短いので路面がドライであれば勢いでいけちゃう程度ですが、どしゃぶりの雨で路面がウォータースライダーかな??状態に……。

この坂を必死に登っているところをランドヌ東京のスタッフさんに激写されてました。

どうみてもモアイ像です。本当にありがとうございました。

前輪滑らないように必死だったんですよ!!

励ましてもらいながら、なんとか進んでいきます。アップダウンが続くけど、そこまでえげつなくないので助かった……身延駅のあたりはエモかったんだけど写真撮る気力なし。石畳調の路面が濡れたいまは怖くて仕方なかった……雨まだまだ降ってたしね……

それでもいつの間にか、雨はやんでいました。

 

累計距離が200㎞を超えたあたりから体幹が痛むというかお腹あたりが痛むというかなんというか、どうにも自転車に乗っている姿勢がつらくなってきて。ハンドルに這いつくばってしがみつきながら進む感じに。こんな経験初めてで面食らう。

もう帰りたい(5回目)

 

静岡県入りを果たし、まもなくPC2だ!というところで現れた山間部の登りにボコボコにされライフは0に。静岡ああああ!いきなりなにすんだ!!(# ゚Д゚)

そしてようやく、PCのセブンイレブンの看板が視界に入ったときは……心の中で叫びました。
よっしゃー!!!抜けた!!!

そしてようやくの、PC2到着(瀕死)

PC2、セブンイレブン富士宮野中橋店に到着。土砂降りのなか走り続けた結果、自慢のホイールのぴかぴかシルバーのリムの輝きが消えた。

レシートの時刻は19:08、貯金1時間28分。結構貯金ありますよ頑張った!て言ってもらえて嬉しかった……

ここでがっつり夜ご飯休憩になりました。

雨はやんでいたので、コンビニの駐車場にビニール袋引いてドリアやゼリー、お味噌汁などを補給。ほかの皆様はもっとがっつり食べていたと思うけど、わたしは元々食べるのが遅くさらに疲労で噛むのもつらくなってきて、固形物はドリア1つ食べるのがやっとでした。この補給問題は現在においても課題。

食事をしながら今回がブルベ初出場のわたしの話題になり。

1日に最高で147㎞までしか走ったことないので既にいまが過去最長距離ですよ~!なんて話したらすごい顔で見られました。ええ、ええ、いきなり400㎞に突撃するのはあまりに無謀でございました。走り始めてよ~~~く分かりました。もう全身バキバキofバキバキですもの……ご一緒の3人にはこんなやつで誠に申し訳ないのですが(今思うとこんなこと言われたら置いていくにいけないですよね)、まだ頑張らせてください。

 

400㎞のうちの半分を過ぎたので、ここまで来たらDNFせずに先に進んでみようと思えるようになりました。もったいない精神です。というか辛すぎてこの距離をもう一回挑戦とか絶対したくない。ここから夜間走行編ですが、このあたりで日記を分けます。

 

次回
しろみ「しんどい登りは柳沢峠で終わりだと思ってました」
??「我を忘れてもらっては困るな」 

続き→

【人生初オールナイト走行】BRM623ぐるっと富士山 その2(2018/06/23~24)
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