こんにちは、しろみです。
2022/5/22に開催された第10回榛名湖ヒルクライム(以下ハルヒル)に参加してきました!
昨年わたしが参加した富士ヒルと並ぶ知名度を誇る、ハルヒル。参加した方々からとても良い評判を聞いていたこともあり一度参加したいと思っていました。新型コロナのせいで2020年は中止、2021年は緊急事態宣言の影響で群馬県内からの参加のみとなり、2022年は2年ぶりの通常開催となりました。エントリー開始されるまで開催されるかどうかひやひやしたなあ。
昨年2021年の富士ヒルではなんとかブロンズリング(=90分切り)を獲得したわたし。ハルヒル参加するにあたってもブロンズにふさわしいタイムを出さなくちゃ、60分切りたいななどと意気込んでいたものの、富士ヒル後トレーニングをサボり、デブ活に励んだ結果はFTP20Wダウン&体重5kg増。とてもブロンズ獲得しましたなんて言えないすっとこどっこい状態になってしまったのでありました。エントリー時の申告タイムも控えめに65分。恥ずかしくてブロンズ獲得したなんで自己紹介できない。。
4月に試走した際のタイムはかろうじて68分。昨年は週3でZwiftしてたのに、今年は週になんとか1回って感じなのでそりゃそうだ。そして本番は体重は最重量時より2kg減ったものの結局FTPそのままという状態で本番に挑むことになり、本番補正で65分切れたらいいなあくらいのテンションで出撃でした。
前日編
空模様はどんより。道中は豪雨になったり小雨になったりと不安定。15時ごろに会場着。物販を少し覗いたあと、会場本部に行って先に自転車預けるかどうするか悩んだけど、結局当日持っていくことに。
高崎駅に到着、前日受付で輪行で現地入りしたsiさんと合流。荷物預けと受付完了して、さっそく記念品を物色(笑)ハイチュウに??となる。(高崎工場で作ってるんだって)
この時点で時刻は18時前。大会前日は昨年の富士ヒル同様パスタ食べるつもりで、当初は試走の際に食べてめちゃうまだったシャンゴ行くぜ!となっていたのだけど車を出さないと行けない距離なのと、discord板でおすすめされていたデルムンドというお店のパスタがとても美味しそうだったのでそちらに行くことに。ハンバーグ乗せミートソースがけのハンブルジョアというメニューが名物らしく、これはまさにカーボローディングにぴったりじゃないか!
ちょうど18時開店ということで向かい、5分過ぎくらいに到着したのだけど既に10名ほど並んでいてびっくり!店内は10席ほどと狭いとはいえ人気に納得、老夫婦が運営されているのだけどテキパキされていて回転は早い印象。ただ1時間弱待ってようやく次が自分たちの番になったところで、無常にもハンバーグ売り切れ(つまりハンブルジョアも売り切れ)のアナウンスがあり_| ̄|○がっくり。
同じくミートソースがかかっているミートカツを注文したのだけど、これが大正解!ミートソースが濃厚で麺が進む。カツ部分もシャンゴと同じタイプの薄切りの豚肉を使っているので見た目ほどボリュームパンチが強いわけでなく、ちょうどよかったです。ちなみにシャンゴ同様Sサイズが普通サイズなので、M頼もうとしたらお店のお婆ちゃんに止められました。笑
siさんと解散し、自転車と荷物を抱えて駅前のホテルへ。袋に入っていれば持ち込みOKということでPEKOさんのロードバイク靴下が大活躍。
ゼッケンをウェアに付けたり翌日の支度をして22時過ぎに就寝。ゼッケンに同封されている荷札はシャトルバスに乗る際に自転車預ける時用ではなくて、会場で手荷物預けの際に使う用だった。
当日編
起床、朝3時10分。眠いっす。。
窓を開けたら雨ザーザー降りで絶望した。なんでや雨止む予報だったやんけ!
支度して朝ごはんに買っておいたファミマのエビドリアをかっこむ。
ホテルをチェックアウトし、ホテルの前で荷物をまとめていたら車で現れたtamionさんと偶然エンカ。チームメンバーがわたし達と同じホテルだったとのこと。
車に荷物を置いて4時30分ごろシャトルバス乗り場へ。
シャトルバスに乗る前に検温、そして自転車はトラックにそのまま預ける。荷札は預けた際にもらう方式。起床時よりは雨は小降りに。会場までの移動約30分は睡眠Zzz
シャトルバスを降りたところで1本前のバスに乗っていたsiさんと再会。自転車を受取って会場へ。体育館前で荷物を預け、ここでしろたえさんやゆっこさん、えーぞうさんにはるかさんとエンカ。
このころには雨は殆ど止んで、空も厚い雲は減って明るくなり始めていた。
スタート地点移動前にいったんグラウンドに並ぶ。集合時間は6時なのだけど、先頭から順番にスタート地点へ移動するので第8ウェーブの自分の順番はなかなかやってこないので暫くむーさんやsiさんと駄弁りながら待機。
待機時間のままエキスパートクラススタートの7時になり花火が上がる。同じウェーブと聞いていたるりさんがなかなか見つけられなかったものの、移動時間直前にお会いできて俺はいま絶好調になった!!!!状態に。(最近弱虫ペダル読み直した)年代別カテゴリーの入賞ボーダーは60分と聞いていたけど、同じカテゴリーの参加者が予想以上に少ないこともあり「しろみさん入賞いけるんじゃないですか?」と言ってもらえてその気になる単純なわたし。
移動指示が出てようやくバイクに跨る。雨でグラウンドはぬかるんでいてクリートがはまらなかったらと心配になったものの、すぐにはまって安堵。
しかし苦戦している人も数名……また路面の小石のせいかパンクして直前にしてDNSの方もいたとか……
スタート地点へ移動してからも前に3ウェーブほどおりしばらく待機。わくわく、そわそわ、緊張よりもわくわくが大きかったかな。
いつもこういうスタート前の空気に飲まれて心臓ふっとんじゃいそうになるんだけど何故か妙に落ち着いていて、目指せ入賞☆申告タイム的に同じウェーブの人全員抜いたるでって気合MAXの状態。
スタートして、計測開始地点まででやや右側に寄りごぼう抜き準備。計測開始からわりとすぐに来る坂は斜度があるので突っ込みすぎないように注意しながら入り心拍170ほど。苦しさをあまり感じず脚もとても調子がいいのを感じたので、そのまま勢いに乗りながら回していく。最初の平坦セクションはうまく後ろから来た高速トレインに乗車させてもらいスムーズに通過。次の榛名荘病院前までの登りも、斜度があるので参加者が溜まる。かわすために道の真ん中あたりに位置取り、脚を使わないように気を付けて進む。ここで右から結構抜かれるが気にしない。ここで頑張ってはいけない。
緑の歩道橋をくぐり病院の玄関口も過ぎた約3km地点で再び斜度が2%ほどに緩む第2平坦セクションに入る。ここで右側に出つつアウターへ入れようと左シフターを押し込んだ瞬間、
ガチャン!!!!!
凄い音がしてチェーンが落ちた。なんでこんな時に。走行中に落ちたことなんていままで一度もなかったのに。
勢いよく踏み込んだペダルは全く動かなくなり、慌てて下車。右側に位置取ってしまったので右の路肩へ急いで移動。偶然すぐ後ろに参加者がいなくて、誰も巻き込まなくて本当に本当によかった。
チェーンはインナーと車体の間に落ちていた。焦っていると中々直せず、1分程もロスしてしまう。あーあ、ここまでせっかく凄くいい調子で来れていたのに……とがっかり。
インナーに落としてリスタート。チェーンが落ちる直前、アウターに入れようとした際のシフターを押した時点で変な感じがしたからアウターは以後封印。がっかり感情からの切り替えは早く、とりあえずチェーン落ち直している間に抜き返された人、あなたたち全部抜いてやるわよ覚悟なさい精神で行く。
初心者ゴールまでは脚の合う方がおらず抜くか抜かれるかの単独行。鳥居を過ぎて平坦&下りセクションに入ったところでゼッケン5000番台の方が引くトレインに抜かれたので齧り付く。ここで遅れた分稼がないと……!インナーでぶん回し、いいペースで通過できた。
そこからまたしばらく登りに耐え、舗装がやたら綺麗な右カーブを過ぎればいったん斜度が緩む。だがここは残念ながら周りに乗車できる方はおらず逆に後ろに誰か付いている状態。そこから神社まではひたすら登り、斜度が上がっていくのできつい。この辺りで同年代と思しき女性に抜かれ、その後抜いたり抜かれたりとなる。入賞取るならこの人にまず勝たねばと思い集中できたのでありがたかった。追いかける方が人間がんばれるよね。斜度が緩いところはわたしが速く、斜度がきついところは彼女が速い。
神社手前の12%近くまで斜度が上がるきつい地帯で若干ふくらはぎがピキるものの、膝痛や腰痛は来ないまま榛名神社ゴールを通過。VS先程の彼女も神社までは私が先行した。残り3km地点でタイムは43分ちょい。17分弱で3kmを走れば60分切り達成、えっもしかしたら可能性あるんじゃないか?と少し口角が上がる。後から考えたらここで少し気を抜いてんじゃないよって感じです、はい。
わずかな平坦地帯で息を整え直し、前方に壁のようにそびえる最大斜度14%エリアに参加者の溜まりができているのを見て気合を入れ直す。あの溜まりの方々、全部抜かそー。
激坂地帯はリアが28Tなのもあり乱暴に踏み込むと膝が即死するため、無駄な力を使わないように丁寧に踏む。踏む。どうやっても踏まないと登れないのがつらい。この辺りから心拍は180辺りから下がらなくなり苦しくなってくる。苦しいのはわかるけど道の幅半分使って蛇行して登る方がいて周りもやむを得ず急ハンドルを切って避けたりしており、抜かす際に少々怖かった。
激坂地帯を抜け(それでも斜度は10%~11%あるのだが)たあたりで先程の彼女に抜かれる。急な坂でも姿勢やケイデンスが崩れず淡々と回していて凄い方だ。必死に追いかけ、視界から消えてしまうことはなかったが、結局ここから一度も抜き返せなかった。
ラスト1.5kmの看板を過ぎてからはひたすら耐えゲー。頼む~もう終わってくれ~~。目印になる例の岩までが遠いんだよね……
岩直前のヘアピンで悪魔おじさんのコスプレのママチャリ(!!!!!)に遭遇。思わず「すごいですね」と声をかけた。そしたら激坂の途中なのに漕ぎながら応援してくれて、めちゃくちゃきついのに笑顔になってしまった。
岩を過ぎた最後のヘアピンでスパート。今大会唯一ダンシングをかまし、そのままの勢いで計測終了地点まで突っ走……れず、ヘロヘロになりながら最後のカーブを曲がってゴール。
最後のヘアピンに突っ込む前にサイコンを見て60分切れないことは分かっていたけど、サイコンを止めてラップ時間を見る。60分30秒。少ししょんぼりしながらゴールゲートまで流す。もともとは65分目標だったんだから圧倒的目標達成なんだけど、ここまで惜しいとこまで来れるんだったらせっかくなら達成したかったな、あの時チェーン落ちていなければ達成できたよな、60分切れなかったから入賞はなしかな、とかぐるぐる頭の中で回ってしまう。やあねぇ。
ゴールゲートそばで第6ウェーブだったsiさんが待っていてくれて写真撮影タイム。
siさんは目標の60分切りを達成したとのこと、またるりさんもすぐ後ろからいらして、自己ベストを出されたと聞いて喜ぶ。その後るりさんと共に「くそ雑魚三銃士」(※周りの人が速すぎるだけで3人ともまったく雑魚ではない)のかっしーさん、まいまいさんとも初エンカ。初めて三銃士揃い踏みしているところを見れてしろみは大満足です。
この頃はもうすっかり青空で、日が当たるところは山頂でもぽかぽか。試走のときはウィンブレ着てガタガタ震えていたのにずいぶんな差であるが、雨じゃなくて本当に良かった……
むーさんのゴールを待って、下山荷物を受け取って飲食ブースの豚汁うどんに舌鼓。
のんびり滞在していたら遠くから下山最終ウェーブの案内が聞こえて慌てて列に並ぶ。
下山中はかねがね噂に聞いていた通り、地元の方やスタッフさんが沿道の至る所でお見送りをしてくれて、本当に幸せな時間だった。
自転車、邪魔者扱いされることは数あれど歓迎されることなんて慣れてないから余計にね。こういった方々にがっかりされないよう、自分一人からでも意識したふるまいを心掛けようと改めて心に誓った。
無事に下山完了し、体育館の完走賞受取コーナーへ。入口そばに入賞者一覧が貼り付けてあって、いちおう見ておくか……と目をやったら自分の名前があるじゃないか!!
なんと年代別6位入賞。まさか本当に入れるとは!嬉しい!
副賞は後日になるとのことでわくわく。フォロワーさんによると梨らしいです。わくわく!!
というわけで、競技前の状態からは思いもよらぬタイム&結果がついてきて嬉しい結果になりました。しかしながらあと少しで60分切りが見えていたとなると悔しいのもまた事実。
来年はリベンジだ!しっかりトレーニング(と減量)して、確実に60分切りするぞ!
イベントとしてもとても満足感が高く、また参加したいと心から思いました。
最後になりますが、運営に関わった皆様ありがとうございました!
コメント