こんにちは、しろみです。
自転車には沢山の楽しみかたがありますよね✨レース、ヒルクライム、ツーリング、、、
そんな様々な楽しみかたの中で、己の限界に挑む!的な極限的ベクトルに吹っ切れた
ブルベというものがあります。制限時間内に決められたコースを走りきるというもので、順位はつかず完走か否かだけが記録になります。(リザルトに完走タイムは記載される)
ルールは完走して走行距離の認定をもらう、単純明快ですがその長さがえげつなく、なんと一番短いコースで200kmもあり、300km、400km、600kmと続きます。これを1度に走るわけです。制限時間は距離÷15(時間)、300kmなら20時間が制限時間です。1番長い600kmでも40時間、つまり2日間朝も昼も夜も走りっぱなしで600km走るんですよ……こんな競技が最近人気だなんておかしい……こんなの絶対おかしいよ!!!!
(今となっては古いネタ)
っていうか。自転車どころか、自動車の運転だってきつい距離なんですけど……?どうなってんの……?
ですが、わたしもそんなブルベ道にチャレンジすることにしましたヾ(・ω・ヾ)
理由…それは
ブルベのメダルが欲しい!!
それだけ!!!!
ブルベは、めでたく完走できると完走記念メダルを買う権利が与えられるのです。最近は周りの方にブルベを走られる方(男性はランドヌール、女性はランドヌーズと呼ぶ)が多く、彼らが挑戦する様、そしてめでたく完走しt報告のツイートとともにアップされるメダルの写真……それがかっこよくって!!
画像はオダックスジャパンHPさんより。https://www.audax-japan.org/award/about/
しかも200,300、400、600を同じ年度内に完走すると、SR(Super Randonneur)の称号が貰え、さらにかっこいいメダルが手に入れられる権利がもらえるわけです。それがわたしも欲しい!!なんて浅い浅すぎる考えで挑むことにしたのでした。そんな勢いで大丈夫か?いや、問題しかない。
ブルベは危険な楽しみかたです。普通の公道を昼も夜も連続で、長時間連続で走らないといけないので、疲労や夜間走行など危険がいっぱいです。よって参加するためには通常のライド装備に加えて色々用意しなければいけないものが多く、またルールが定められています。
まず反射ベスト。安全面から昼夜問わず常に着用が義務づけられています。このベストを着ている人をブルベ中に見かけると『同志よ……!!』という気分になりました。条件を満たすものなら工事用のものでもいいのですが、わたしは縁あってAJ埼玉さんというブルベを主宰するクラブが自転車専用に作られたベストをお譲りして頂きました。ラメールさん、ありがとうございます✨
こんな感じで、ちょっと丈が短いのがポイント。サイクルジャージの後ろのポケットを塞がないので、不快感が少ない♪そして本当に軽いので、着てて違和感が少ないのもありがたいです。そのほかにもフロントライト/リアライト等必要装備はいろいろあるのですが、それはまた別のページにまとめられたら。
そして保険の加入。ブルベでなくても公道を走る以上加入するべきですが、ブルベは規定で相手への賠償額一億円以上の自転車保険に入っている必要があります。わたしは自動車保険の特約に入ってたのでそれで対応。個々で入る方はauの自転車保険が人気みたいですね。
そして一番大切なことが、自己完結が前提の競技であること。運営される団体の皆様は皆ボランティアで活動されています。ブルベの本場(本部?)はフランスですが、全世界共通で非営利とのこと。そういうわけで、サポートは一切ありません。団体によってはご親切に色々ゴール地点などで準備してくださっていることがありますが(そのほかにも準備や運営など、考えれば考えるほど頭が下がります)、前提として自分ひとりですべて対処しなければなりません。途中でリタイアしたって自力で帰らなければいけないし。転倒したりして走れなくなっても回収車は来ない。ひとりで走らなければならないというわけでは無いのですが(むしろ競技者同士の助け合いは推奨されていることが多い)、あくまで前提は自己完結できること。そういったわけで、参加できるのは20歳以上。正真正銘の大人の遊びなんですね……!!
そんなこんなで飛び込んでみたブルベの世界は想像をはるかに超えて激しく厳しく苦しく、そしてそれなのに何故かやめられない何かを秘めており、そんなやばい中でも今現在、200㎞、300㎞、400㎞のカテゴリーまで完走することができました(*^▽^*)そしてFleche(フレッシュ)というチーム戦のブルベも参加・完走することができました!
最初はいろいろな人に助けてもらいながらやっとのことでゴールにたどり着いて倒れ込んだ女も、今年になって最初から最後までひとりだけで走り切って完走できるようになったりもしました。まだまだ勉強中の身ではありますが、これから今までの挑戦の様子を振り返って書いていきたいと思います。
~いま現在までの戦歴(左から距離・完走〇×・日付・大会名・完走時間orリタイア理由)~
ブルベ始めてから知った言葉なんですけど、
DNS……不参加(Does not start)
DNF……途中リタイア(Does not finish) という意味です。
ちなみにつらつら綴っていくのですが
- 感想を書きなぐるだけなのでほかの方のブログと違って参考になりません
- 愚痴ばかりでてくるので不愉快な思いをされるかもしれません
- 毎回無駄に長いです
という感じですので、それでも許せる方はお暇なときにお付き合いください。
ブルベデビュー時点でのわたしのステータスは、ロードバイク乗り始めて3年目、頻度は週に1度乗るかどうか、1日の最長走行距離147㎞、1日に一番登ったの箱根旧道+一夜城+芦ノ湖→大観山、夜間の山間部走行経験あり(@北海道)、もちろんパンク修理・輪行経験あり、といったところ。
2018年4月。まずは、当時ブルベをよく走られていたフォロワーさん(現在は、いろいろあって没交渉になってしまったのですが)に質問をぶつけ、ブルベについていろいろ教えてもらうことになったことから始まります……
やる気が出るのが遅すぎた
当時は「定峰200」という、初心者向きとも言われ(本当に初心者向けであるとは言っていない)、人気のあるブルベが終了した直後のことでした。そのブルベにTwitterのフォロワーさんが何人も参加して様子をツイートされていて、いままで「うっわきつそう」と敬遠していたブルベに飛び込みたくなってしまったわけです。
さて、ブルベは開催時期が決まっていて、1月にその年度のブルベが始まり(なんと元旦午前0時スタートのものもある)、10月末で終了します。11月・12月はオフシーズンになります。そして通例、一番距離の短い200kmの部は殆どが1月~3月の開催であり、4月以降はがくっと開催数が減り、9月になるとまた複数が開催されます。わたしは今まで1日に走った最長距離は147km。200kmならまだチャンスが見えなくもないですが、いきなり300kmや400kmに挑むのはあまりにも無謀。つまり、デビューにあまりにも向いていない時期にやる気が出てきてしまったわけです。\(^o^)/オワタ
200kmブルベの開催が無い……末の苦肉の策
相談したそのフォロワーさん曰く、首都圏開催の200㎞ブルベは終了してしまったが、5月にある「十和田クラシック200」ならいけるのでは、とのこと。十和田は十和田湖の十和田。八戸スタートとのことで、いきなり遠征( ゚Д゚)ただ走るコースは絶景で名高いとのことで、200㎞走るということもブルベがどんなものかということもピンと来なかったわたしは、気楽な旅行気分で「行きます!」と返事をしたわけでした。あまちゃん。
また、必要な装備についても一通り教えていただき、当日までの1か月の間に準備することに。慌ててフロントライトやリアライトをぽちぽち。
さらに、ブルベは自己完結が基本の競技ですがわたしはがあまりにも右も左も分からぬが過ぎたため、十和田クラシック200に一緒にエントリーしていただくことに。さらにまだ実走でご一緒していなかったので、その前に片道100kmのコースを一緒に走ってみましょうかということで、4月末に伊豆高原まで走ることになりました。オラワクワクすっぞ。
次回「しろみ、片道100㎞で死す」
コメント
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